組織

会長挨拶

greeting

2002年5月20日に独立を回復し、21世紀最初の独立国・アジアで1番新しい国として誕生した東ティモール。 2019年は、あれから早や17年となります。

昨年2018年は、東ティモールにとって波乱の1年でした。
2017年7月の国民議会選挙で成立した少数与党内閣の議会運営の機能マヒを受け、2018年1月東ティモール史上初めて国民議会が解散され、5月に早期選挙が実施されました。
国民は極めて平静を維持し、選挙は民主的かつ整斉と行われ、野党連合のAMPが単独過半数を獲得、前大統領タウル・マタン・ルアク氏が率いる第8次立憲政府内閣が誕生しました。
しかしながら、ルオロ大統領は、一部の閣僚候補について汚職の疑いがあるを理由に現在も承認していません。この問題をどう解決していくか、2019年の展開が注目されます。

国民の目に見える形で、着実に国づくりを進めて行くことが何よりも大切な東ティモールです。国づくりは、人づくりでもあります。リーダーの皆さんがお互いに手を取り合って国民のため尽力されて行かれ、タウル・マタン・ルアク内閣の頑張りを心から願います。

東ティモールは、国父シャナナ・グスマン氏が首席交渉官として、オーストラリアとインドネシアとの間の海の国境線の画定交渉を展開し2018年にはオーストラリアとの間で国境が画定しました。シャナナ・グスマン氏でなければ達成しえなかった東ティモールの国益・将来に係る極めて重要かつ最大の懸案事項でした。
現在は、この確定を踏まえ、未採掘のグレーター・サンライズガス田の共同開発の在り方をめぐる交渉に取り組んでいます。 東ティモールは、同ガス田から海底パイプラインを東ティモールのベアスまで敷いて液化する「タシマネ計画」を策定していますが、 オーストラリアとの立場の違いもあり、予断を許しません。 なお、インドネシアとの国境線については、早晩合意に至ると思われます。

東ティモールが独立を回復して以来、日本の首相はもとより外務大臣も、東ティモールを訪問したことはありませんでした。 2018年10月、河野太郎外務大臣は、外務大臣として初めて訪問、東ティモールを日本の大切な「パートナー」であると明言しました。 地政学的に重要な、また、天然ガスの約4%近くを東ティモールから輸入している我が国にとって、 資源の安全保障上でも重要な東ティモールを、初めて「パートナー」として捉え、明言した意義は大きいと思います。

中国の「海のシルクロード構想」に基づく積極的な動きも指摘される中で 東ティモールが民主国家として、我が国の「イコールパートナー」として、 着実に発展して行くことが出来るよう、引き続き日本の東ティモールに寄り添った支援・協力は不可欠です。 また 安倍首相の東ティモールの早期訪問が不可欠であることは言うまでもありません。

東ティモールは、2011年3月にASEAN加盟を正式に申請しています。 ちょうどインドネシアがASEAN議長国のときです。 インドネシアとは、24年間にわたり激しい独立闘争を続けて来ましたが、 現在は、隣人として、極めて緊密な友好関係、未来志向の関係にあります。 ASEAN加盟申請のタイミングは、その象徴です。 東ティモールの加盟承認が待ち望まれます。

2020東京オリンピック・パラリンピックまで1年となりました。 東ティモールがどの種目に選手を派遣するかまだ確定してはしていませんが 昨年11月に東ティモールのホストタウンである長野県伊那市を訪問され スポーツ施設を視察されたフランシスコ・カルブアディ・ライ東ティモールオリンピック委員会会長は、 マラソンや射撃などの種目を挙げています。 伊那市は、白鳥 孝市長を先頭に、市民の皆さんを挙げて同国選手の事前合宿の誘致等に取り組んでいます。

「東ティモールは未来色」 そんな東ティモールを、よろしくお願い申し上げます。

当協会は、 本年も皆様のご理解とお力を賜りながら、 日本の皆様にとって東ティモールが少しでも身近な存在になることが出来るよう 小さな取り組みを続けて参りたいと思います。 何卒よろしくお願い申し上げます。

東ティモールについての「出前授業」等は 人数のいかん等を問わず 喜んでお伺い申し上げます。 少しでも東ティモールを知っていただき 親しみを感じていただければ幸いです。

お問い合わせ等は いつでもお気軽にどうぞ。

2019年1月

一般社団法人 日本東ティモール協会 会長 北原巖男

事務局概要

名称 一般社団法人 日本東ティモール協会
テトゥン語表記
(現地公用語)
Asosiasaun Lorosa’e-Nippon
英語表記 Japan Timor-Leste Association
所在地 〒157-0072 東京都世田谷区祖師ヶ谷5-22-34
電話・FAX 03-3789-8185
ホームページ http://www.lorosae.org/
E-mail japan@lorosae.org

協会のマーク

両国外務省による「日本・東ティモール友情と平和の年」のシンボルマークから基本のデザインを利用することが許されました。

このマークは、2012年の日本・東ティモール外交関係樹立10周年を記念して行われる周年行事で使われました。