組織

会長挨拶

greeting

  2024年(令和6年)元旦に生起し、 多大な犠牲者と被害をもたらした能登半島地震の惨状に震撼している中、 翌2日には、 千歳発羽田行の日本航空機と新潟に能登半島地震の被災地向けの物資を運搬するため新潟を目指して離陸しようとしていた海上保安庁機が 羽田空港にて衝突炎上する大事故が発生しました。

日本航空機の乗客・乗員の皆さんは、奇跡的に全員無事に脱出出来ました。 しかし、 海上保安庁機に搭乗されていた皆さんは、残念ですが6名中5名の方が亡くなられました。 心からお悔やみ申し上げます。



  2024年の幕開けは、何が起こるか分からないことを思い知らされるものとなりましたが、 本年が、皆様にとりまして平和で安心な日常生活を営むことが出来ますよう心よりお祈り申し上げます。



  東ティモールは、東南アジアで最も政治的民主化度が進んだ国として、本年独立回復から22年目を迎えています。 かじ取りをするのは、昨年5月の国民議会選挙に勝利し、首相に返り咲いたシャナナ・グスマン首相。 経済・地方分権・インドネシアとの国境画定・グレーターサンライズガス田開発などの懸案事項に取り組みます。 また、 2011年の正式加盟申請以来の悲願だったアセアン加盟に向けた最終的な態勢整備に取り組みます。 昨年12月に東京で開催された「日・アセアン友好協力50周年特別首脳会議」にオブザーバー参加したグスマン首相は、 来年2025年のアセアン加盟実現を公言されています。 我が国としても、より積極的に協力・支援して行くことが求められます。



  少子高齢化が加速的に進んでいる日本では、働き手が不足しています。 他方、右肩上がりで人口が増えている東ティモールでは、未だ多くの若者を雇用できる産業が育っていません。 こうした中、 昨年9月に、東ティモールから初めての技能実習生が高知県に来日しました。 いろいろと問題の多い技能実習生制度は、現在見直しが行われています。 いずれに致しましても、 日本の受け入れ先の皆さんも東ティモールの皆さんも、 双方が満足できる滞在であっていただきたいと思います。 今後共、一層多くの東ティモールの若者が各地に来日できることを願って止みません。



当協会としては、 本年も皆様のご理解・ご協力・ご協力を賜りながら、 東ティモールについての発信活動や交流、協力・支援活動等に努めて参りたいと思います。 何卒、よろしくお願い申し上げます。



2024年(令和6年)1月

日本東ティモール協会会長
東ティモール名誉総領事
 北原巖男

事務局概要

名称 日本東ティモール協会
テトゥン語表記
(現地公用語)
Asosiasaun Lorosa’e-Nippon
英語表記 Japan Timor-Leste Association
所在地 〒157-0072 東京都世田谷区祖師ヶ谷5-22-34
電話・FAX 03-3789-8185
ホームページ http://www.lorosae.org/
E-mail japan@lorosae.org

協会のマーク

両国外務省による「日本・東ティモール友情と平和の年」のシンボルマークから基本のデザインを利用することが許されました。

このマークは、2012年の日本・東ティモール外交関係樹立10周年を記念して行われる周年行事で使われました。