東ティモール基本情報6.テトゥン語編

現地語であるテトゥン語を話すのは東ティモール人だけ。

騒乱以降、海外の援助がたくさん入り、仕事を得るために英語を勉強しはじめたティモール人が増え、私たち外国人にとっては、コミュニケーションが取りやすくなってきたのかもしれません。

しかし、外国人がテトゥン語を話すと現地の人は本当にうれしそうです。本当の意味で東ティモールが発展するためには、現地の人が、現地にあった方法を考えていくことが必要です。その役割を担うのは外国人ではありません。外国人に東ティモール人が合わせるのではなく、外国人が東ティモール人に歩み寄り、理解できて、初めて良い関係ができるのかもしれません。

言葉、食事、習慣など、現地にあるものに触れてみてはどうでしょうか?

それでは、簡単なテトゥン語を覚えてみましょう

おはよう ボンディア Bondia
こんにちは ボタルデ Botarde
おやすみ ボノイテ Bonoite
元気ですか? ディアクカラエ? Diak ka lae?
元気ですよ。 ハウディアク Hau diak.
ありがとう 男:オブリガード Obrigado
女:オブリガーダ Obrigada
さようなら アデウス Adeus
また逢う日まで アテ ハソル マル Ate hasoru maru
ごめんなさい デスクルパ Deskulpa
いいですね/Good ディアク Diak
良くない/Bad ラディアク la deiak
ちょっとすいません コンリセンサ Konlisensa
私の名前は○○です ハウ ニア ナラン ○○ hau nia naran ○○
日本からきました ハウ フシ ジャパウン hau husi Japaun
できますか ベレ? Bele?
できます ベレ Bele
あなた大丈夫ですか? イタ ディアク カラエ Ita diak ka lae?
大丈夫です ハウ ディアク Hau diak
問題ないです ラ ブゥアッティダ La buat ida
いくらですか? ヒラ? Hira?
それは高いですねぇ ネー カァルン リウ nee karun liu
手をつなぐ カエール リーマン kaer liman
一緒に歩く ラオ ハムトゥック lao hamutuk

私は、2008年から2010年まで東ティモールで過ごしましたが、テトゥン語の普及が急速に進んでいるのを感じます。以前は、一つの会議に英語、インドネシア語、テトゥン語が入り混じり、“いったい、この会議の内容を誰が全部理解できるのだろう”と思っていましたが、今ではほとんどテトゥン語で行われています。

いつか国語として“テトゥン語”がもっと発展し、東ティモールの言語として確立する日が来るのでしょうか。国づくりにはまだまだ課題がたくさんありそうです。

【 筆者紹介 : みほさん 】
みほさんは2008年~2010年まで、東ティモールの地方にて日本のNGOの一員として赤ちゃんや子どもたち、そして、お母さんたちの命を守るため保健衛生の向上に努めて来られました。