フランシス ローマ教皇が東ティモール訪問
=ローマ教皇の訪問は、2回目独立回復後は、初めて=

フランシス ローマ教皇が9月9日、訪問先のパプアニューギニアから東ティモールに到着し、
大歓迎を受けました。
10日には、2002年5月20日の独立回復式典が開催されたタシトルにて、人口の約半分の70万人もの皆さんが参加されるのではないかと伝えられるミサが行われます。

ローマ教皇は、東ティモールがまだインドネシアの併合下にあった1987年に、ヨハネ・パウロ2世が訪問されています。今回のフランシス教皇の訪問は、東ティモールが独立を回復して22年にして初めて実現したローマ教皇の訪問です。東ティモール国民の大変な喜びが伝わってきます。

ローマ教皇の今回の訪問先は、インドネシア・パプアニューギニア・東ティモール・シンガポール。11日に、最後の訪問国シンガポールに向かわれます。

独立を決めた住民投票から25年の記念式典
=グテレス国連事務総長等が東ティモール訪問=

今から25年前の1999年8月30日、国連が主導して行った東ティモールの独立の是非を問う住民投票が行われました。

独立を阻止しようとする激しい投票妨害行動もありましたが、投票率は98.6%、そのうち、独立賛成に投じられた票は78.5%。
東ティモール国民の約8割が、独立を求めていることが明らかになりました。

この住民投票の結果を受けて、日本(小渕首相)は、東京にて歴史的な第1回東ティモール支援国会議を主催しました。
東ティモール政府は、今でも日本のリーダーシップに感謝しています。

2002年5月20日、東ティモールは21世紀最初の独立国・アジアで一番新しい国としてスタートし今日に至っています。

本年8月30日は、住民投票から25年の節目の年です。

東ティモールで開催された25周年記念の式典には、グテレス国連事務総長も駆け付けました。
オーストアラリアのリチャード・マルレス副首相や元国連事務総長特別代表(SRSG)の長谷川祐弘さん等の要人も参加されました。

首都ディリの国立病院の医療施設・機器整備に、30億9300万円の無償支援協力
=東ティモール訪問中の高村外務大臣政務官がフレイタス外務・協力大臣と書簡に署名・交換=

 東ティモール訪問中の高村正大外務大臣政務官は、8月14日、東ティモールのフレイタス外務・協力大臣との間で首都ディリ市内に在るギド・ヴァラデス国立病院の手術部門・周産期部門等の医療施設と関連医療機器整備に係る30億9300万年の無償支援協力について、書簡に署名・交換いたしました。
この無償支援により、東ティモールの保健医療態勢の改善に寄与することが期待されます。

(参考)2024.8.14付け外務省HP「東ティモール民主共和国に対する無償資金協力「ギド・ヴァラダレス国立病院整備計画」に関する書簡の署名・交換」

ホルタ大統領が国賓として中国訪問
=習近平国家主席と会談 広範囲な内容の了解覚書(MOU)を締結=

ホルタ大統領は、7月28日から7月31日まで、国賓として中国を訪問し、習近平国家主席等と会談しました。

東ティモールの大統領が国賓として中国を訪問するのは、2002年5月に東ティモールが独立を回復して以来、初めてのことです。

“ホルタ大統領が国賓として中国訪問
=習近平国家主席と会談 広範囲な内容の了解覚書(MOU)を締結=” の
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パリオリンピック、開会式
=東ティモール選手団、セーヌ川を船で入場

7月26日、雨の中、パリオリンピックの開会式が華やかに行われました。

パリでオリンピックが開催されるのは、10年振りのこと。

東ティモールは、パリオリンピックに次の4名の選手を派遣しています。

*陸上・・・マヌエル・アタイデ (男子100m)

*競泳・・・ジョラニオ・グ手レス(男子50m自由形)

      イメルダ・シメネス (女子50m自由形):東京オリンピックにも出場

*テコンドー・・・アナ・ダ・コスタ(女子49kg級)

各国選手団の入場は、セーヌ川を沢山の大小の船に乗船して行われました。

東ティモールの選手・役員の皆さんも、船上から東ティモール国旗を振って元気に入場しました。

東ティモールの選手の皆さん、頑張ってください!

皆さんの、熱い応援をお願いします!

東ティモールの人口は、1,341,737人に増加        30歳以下が65%を占める
=2022年実施の国勢調査結果を公表=

7月24日、東ティモール政府(所管大臣:財務相)は、2022年に実施した国勢調査結果を公表しました。

それによりますと、
・人口は、1,341,737人に増加。 
・2015年から2022年までの人口増加率は、毎年1.8%。
・全人口に占める30歳以下の若者の割合は、65%。

グスマン首相は、正確な人口を把握することは政府が公共政策を実施するうえで極めて重要である旨強調しています。

「千代田区国際フェア2024」が開催されました。=東ティモールを含め、10か国が参加カフェティモール・タイス試着・テトゥン語教室が好評=留学生達による歌と参加者も飛び入りのテベテベ踊りで盛り上がる=

天候に恵まれた日曜日。今年も千代田区主催の「国際交流フェア2024」が、千代田区役所1階区民ホールで開催されました。家族連れを含む多くの皆さんが来場され、異国情緒溢れるひと時を楽しんでいました。

“「千代田区国際フェア2024」が開催されました。=東ティモールを含め、10か国が参加カフェティモール・タイス試着・テトゥン語教室が好評=留学生達による歌と参加者も飛び入りのテベテベ踊りで盛り上がる=” の続きを読む

「日・アセアン友好協力50周年特別首脳会議」にグスマン首相出席
=岸田首相と首脳会談も実施、共同プレスステートメントを発出=

グスマン首相は、フランシスコ・カルブアディ・ライ副首相(経済担当調整大臣・観光大臣・環境大臣を兼任)、ミレーナ・ランゲル副外相(アセアン担当) 等を伴い、12月16日~18日まで東京にて開催された「日・アセアン友好協力50周年特別首脳会議」にオブザーバーとして出席されました。

東ティモールは、2022年11月のアセアン首脳会議にてアセアンへの参加が認められましたが、参加時期については未定です。 東ティモールとしては、2025年の参加を目指して、各種準備に努めています。 こうした中、東ティモールが今回の特別首脳会議に出席した歴史的意義は、大変大きいものがあります。

アセアンは、これまでの10か国体制から東ティモールを加えた11カ国体制へと、着実に歩みを進めています。 日本にとって、激動する国際情勢の下、成長著しく力を付けて来ているアセアン諸国との関係強化は、 これまで以上に重要不可欠になっています。

12月16日、グスマン首相は、岸田首相と広範囲にわたる事案について首脳会談を実施しました。 そして 両首脳は、会談後に共同プレスステートメント「持続可能な成長と発展のための包括的パートナーシップ」を発出しました。

今から14年前にも首相を務めていたグスマン首相は、 2009年3月に来日した際に当時の麻生首相と首脳会談を行い、 会談後、両首脳は共同プレスステートメントを発出しています。 今回は、 14年間の両国の関係や国際環境の変化等を踏まえ、 未来を志向する豊富な内容の共同プレスステートメントとなっています。 両国関係が信頼関係の下、益々連携を密にしながら発展して行くことが期待されます。

外務省HP 2023.12.16付け「日・東ティモール首脳会談」

日本・東ティモール共同ステートメント「持続可能な成長と発展のための包括的パートナーシップ」