イリディオ駐日東ティモール大使が離任されます
=技能実習生の受け入れ開始をはじめ 東ティモールと日本の緊密な関係発展等にご尽力=

駐日東ティモール大使として、5年以上の長きにわたり東ティモールと日本の緊密な関係発展や母国の国づくり・人づくりに懸命にご尽力されて来られたイリディオ・シメネス・ダ・コスタ大使が、6月末に帰任されることになりました。

イリディオ大使は、在任中は、多くの官民の皆さんとの信頼関係を基盤とする様々な交流・絆の構築・推進・強化に精力的に取り組まれて来られました。
東ティモールの各種発信、技能実習生の受け入れ開始・増員、民間企業の東ティモール進出、各種留学生・研修生の派遣等の人材育成、ODA各種事業、東ティモール国立大学における日本語講座の開講等々、その業績は、枚挙に暇ありません。
同大使の熱い思いと行動力に心から敬意を表し、感謝申し上げます。

なお、当協会の北原会長に対する東ティモール政府の名誉総領事任命・外務省の承認等につきましても、大変お世話になりました。

イリディオ大使におかれましては、次期大使の方に対する周到な引き継をお願い申し上げます。そして、ご帰国後、益々ご健勝にて、新しいご任務にご活躍されますよう、心から力いっぱいのエールをお送り申し上げます。
東ティモールと日本との、かけがえのない架け橋としてのご尽力をお願い申し上げます。

東ティモール、本年10月ASEAN正式メンバーに!
=第46回アセアン首脳会議で合意 2011年の加盟申請から14年を経て=

5月26~27日に、本年のASEAN議長国であるマレーシアの首都クアラルンプールで開催された第46回アセアン首脳会議において、東ティモールが、来たる10月開催予定の第47回首脳会議にて11番目のASEANメンバー国となることを合意しました。

思えば、当時インドネシアが議長国を務めていたASEANに対して正式加盟申請をしたのは、2011年3月でした。あれから14年、東ティモールは、ASEAN諸国や日本の支援等も得ながら、加盟実現に向けて人材・経済等、懸命な努力を続けて来ました。

10月加盟実現に向けて、引き続き東ティモールは、ASEAN諸国等のご支援等を得ながら準備を加速することになります。

ASEAN加盟に伴い、東ティモールは、政治的・経済的な環境の変化やメンバー国としての各種負担等、様々なことが予想されますが、頑張って頂きたいと思います。

ASEAN重視を施策としている日本としても、TOO LATEにならない対東ティモール外交の実施が急務です。その点からも、2002年5月20日の東ティモールの独立回復・日本と同国の国交樹立以来今日まで、我が国の歴代首相が誰一人として東ティモールを訪問していないことは残念でなりません。
アジア重視&アセアン重視&グローバルサウス重視&g+7重視&国連外交重視&エネルギーの安全保障重視、石破首相には、東ティモールがASEANの正式メンバーになる以前に、東ティモール訪問をされ、激励されますことを、心から祈念致します。

(ご参照)
Government of Timor-Lesteホームページ:
2025.5.28Timor-Leste Welcomes ASEAN Decision to Admit Timor-Leste as 11Member

東ティモールが49回目のナショナルデーを迎えました          
=生稲外務大臣政務官がお祝いの挨拶             全国各地から関係の皆さんが駆け付けてくださいました=

久しぶりに在京東ティモール大使主催により、東ティモールのナショナルデーのレセプションが開催されました。
生稲外務大臣政務官を始め、多くの皆様が全国各地から駆け付けてくださいました。
それぞれの分野で、東ティモールの皆さんと一緒に歩いて来られている東ティモールの応援団です。

1975年11月28日の独立宣言日が、同国のナショナルデーです。
今年で49回目ということになります。

独理宣言日直後から、24年の長きにわたり厳しい独立回復闘争がインドネシアとの間で続いて来ました。
ようやく2002年5月20日に独立を回復し、現在は、平和の中で国造りに努めています。

去る10月20日には、グスマン首相がプラボゥオインドネシア大統領の就任式に参加され、会場にて両者は熱い抱擁を交わしました。
歴史的な光景は、両国のみならず、世界中にに発信されました。
正に、「恩讐の彼方に」です。

乾杯の発生を依頼された当協会の北原会長は、ご参加の皆さんの御協力を得て、一同一緒に、大きな声で、「VIVA! 東ティモール VIVA!乾杯!」
お祝いの杯を挙げました。

(ご参考)
2024.11.29外務省HP「生稲外務大臣政務官の「東ティモール民主共和国ナショナルデー・レセプション」出席

東ティモールからの技能実習生に関する協力覚書(MOC)が締結されました!
=法務省・外務省・厚生労働省と東ティモールの職業暮れん雇用担当国務長官府(SEFOPE)適正かつ適切に技能実習生の受け入れが進んで行くことを期待=

東ティモールからの技能実習生の送り出しや受け入れに関し、これまで、日本と東ティモールの関係機関は、慎重な協議を続けて来ました。10月8日、ようやく協力覚書(MOC)が署名されました。

同覚書は、日本側、東ティモール側、それぞれが守るべき約束と双方に共通する約束事項等を定めています。これによって、技能実習制度を通じて、日本から東ティモールへの技能等の移転を適切かつ円滑に行われ、国際協力を推進して行くことが可能になります。

同覚書締結に先立って、2024年9月には、東ティモールから初めての技能実習生(農業)7名が高知県に来られました。その後も高知県での受け入れが続いています。

東ティモールでは、若者の人口増が続いていますが、未だ国内に産業が育っておらず、雇用問題は、重要課題の一つになっています。

そうした中、今回、覚書が署名されましたので、今後、全国的に東ティモールからの技能実習生の適正かつ適切な受け入れが進んで行くことを期待します。

(ご参考)10月8日付け厚生労働省HP:「東ティモールとの協力覚書」

フランシス ローマ教皇が東ティモール訪問
=ローマ教皇の訪問は、2回目独立回復後は、初めて=

フランシス ローマ教皇が9月9日、訪問先のパプアニューギニアから東ティモールに到着し、
大歓迎を受けました。
10日には、2002年5月20日の独立回復式典が開催されたタシトルにて、人口の約半分の70万人もの皆さんが参加されるのではないかと伝えられるミサが行われます。

ローマ教皇は、東ティモールがまだインドネシアの併合下にあった1987年に、ヨハネ・パウロ2世が訪問されています。今回のフランシス教皇の訪問は、東ティモールが独立を回復して22年にして初めて実現したローマ教皇の訪問です。東ティモール国民の大変な喜びが伝わってきます。

ローマ教皇の今回の訪問先は、インドネシア・パプアニューギニア・東ティモール・シンガポール。11日に、最後の訪問国シンガポールに向かわれます。

独立を決めた住民投票から25年の記念式典
=グテレス国連事務総長等が東ティモール訪問=

今から25年前の1999年8月30日、国連が主導して行った東ティモールの独立の是非を問う住民投票が行われました。

独立を阻止しようとする激しい投票妨害行動もありましたが、投票率は98.6%、そのうち、独立賛成に投じられた票は78.5%。
東ティモール国民の約8割が、独立を求めていることが明らかになりました。

この住民投票の結果を受けて、日本(小渕首相)は、東京にて歴史的な第1回東ティモール支援国会議を主催しました。
東ティモール政府は、今でも日本のリーダーシップに感謝しています。

2002年5月20日、東ティモールは21世紀最初の独立国・アジアで一番新しい国としてスタートし今日に至っています。

本年8月30日は、住民投票から25年の節目の年です。

東ティモールで開催された25周年記念の式典には、グテレス国連事務総長も駆け付けました。
オーストアラリアのリチャード・マルレス副首相や元国連事務総長特別代表(SRSG)の長谷川祐弘さん等の要人も参加されました。

首都ディリの国立病院の医療施設・機器整備に、30億9300万円の無償支援協力
=東ティモール訪問中の高村外務大臣政務官がフレイタス外務・協力大臣と書簡に署名・交換=

 東ティモール訪問中の高村正大外務大臣政務官は、8月14日、東ティモールのフレイタス外務・協力大臣との間で首都ディリ市内に在るギド・ヴァラデス国立病院の手術部門・周産期部門等の医療施設と関連医療機器整備に係る30億9300万年の無償支援協力について、書簡に署名・交換いたしました。
この無償支援により、東ティモールの保健医療態勢の改善に寄与することが期待されます。

(参考)2024.8.14付け外務省HP「東ティモール民主共和国に対する無償資金協力「ギド・ヴァラダレス国立病院整備計画」に関する書簡の署名・交換」

ホルタ大統領が国賓として中国訪問
=習近平国家主席と会談 広範囲な内容の了解覚書(MOU)を締結=

ホルタ大統領は、7月28日から7月31日まで、国賓として中国を訪問し、習近平国家主席等と会談しました。

東ティモールの大統領が国賓として中国を訪問するのは、2002年5月に東ティモールが独立を回復して以来、初めてのことです。

“ホルタ大統領が国賓として中国訪問
=習近平国家主席と会談 広範囲な内容の了解覚書(MOU)を締結=” の
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