東ティモール軍人、初の海上自衛隊幹部候補生学校入学 =防衛大学校を3月に卒業したソアレス少尉=

満開の桜が祝福しているかのような海上自衛隊幹部候補生学校(広島県江田島市)にて、第66期一般幹部候補生課程入校式および第36期医科歯科幹部幹部候補生課程始業式が、武居智久海上幕僚長出席の下、多数の父兄、来賓に見守られながら厳粛に行われました。
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幹部候補生たちは、1人ひとりの名前が呼ばれると力強く返事をして起立、武居智久海上幕僚長や杉本孝幸幹部候補生学校長等からの訓示や祝辞等に真剣に聞き入っていました。

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その中に、タイと東ティモールからの2人の外国軍人がいます。 いずれも、今春防衛大学校を卒業しました。

タイは、今までも優秀な人材を海上自衛隊幹部候補生学校に送り込んできていますが 東ティモールからの同校入校は初めてです。 東ティモールのソアレス少尉は、真っ白な東ティモール海軍の制服に身を包み、緊張の の面持ちの中にもこれから始まる1年間の教育・訓練に取り組む強い決意が身体全体から伝わってきました。 頑張ってほしいと思います。

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武居智久海上幕僚長からは、式典にて2人の留学生に対して厳しくも温かい歓迎と激励の言葉が寄せられました。 杉本孝幸幹部候補生学校長はじめ教官の皆様からは、将来の東ティモール軍を担う人材育成に入り組んでくださる大変親身な言葉を頂いています。 何卒よろしくお願い申し上げます。

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