大家さんの次女、愛称「アファティ」は、もうすぐ2歳になる女の子。これが、泣き虫で、朝といい昼といい、夜中といい、よく泣くのです。
泣いた子どもをあやすには、抱っこしたり、歌をうたったり、話しかけたり・・・、ここまでは万国共通のようですが、それでも泣き止まない時の究極の戦法は、東ティモールならでは?怖がらせて→黙らせる!という手があります。
大家さんの場合
アファティ、どうも猫が怖くて嫌いな様子。お父さんやお母さん、お兄ちゃんが寄っていたかって、
「ニャー、ニャー」
と、鳴きまねをしたかと思うと、
「あぁ!猫が近くに!!シーッ!静かにしないとかみつかれる!!」
と、迫真の演技。
恐ろしい猫に噛みつかれては大変だ、ここはおとなしくしていようと、結構効果ありで、そのまま眠ってしまうことも。
奥の手
それでも泣きやまない時は、最後の一手!
「ジャンのお母さん!!」「ジャンのお母さんを呼んでこよう!」
ジャンというのは隣家の子どもの愛称なのですが、その子のお母さん、臨月でお腹が大きい。「お腹に赤ちゃんがいるのよ。」その言葉を理解し そこねて、アファティは、ジャンのお母さんは、悪い子を食べてしまうのだと思い込んでいるようです。自分も食べられては大変だ!ここはおとなしくしていよ う・・・。
もう少しで出産を迎える、ジャンのお母さん。赤ちゃんが産まれてお腹が引っこんだら、もうこの手は使えなくなるのでしょうか。
2012年3月1日