新大統領にタウール・マタン・ルアック氏決まる

東ティモール大統領選の決選投票は4月17日に行われ、ルアック氏がル・オロ氏に大差をつけて勝利されました。

独立回復10周年を迎える5月20日、就任予定。

任期は5年、国づくりに全力で取り組まれる新大統領に力いっぱいの声援を送ります。

ルアックさんは、老若男女、多くの人々から慕われている温かい人柄です。

学校には4年間しか行っていません。

「今日の戦いでは命を落とすことはなかった。明日は死ぬかもしれない。しかし、だからと言って独学を一日もやめることはなかった。今も勉強を続けています」と語っています。

次代を担う人材育成にも力を入れており、2010年から防衛大学校に初めて派遣する留学生たちに「軍人である前に、良き人間であれ。この国の将来のために自然科学などをしっかり勉強して身につけてきてほしい」との言葉を送っています。

また、孤児たちの生育と教育にも尽力を続けています。

大変な親日家で、若いころから何度も来日されています。 日本の古い友人宅に幼稚園生だった愛娘を単独でホームステイもさせていました。

魅力あふれる新大統領です。