防衛省は、「防衛計画の大綱」(平成24年12月17日閣議決定)に基づく新たな施策の初年度として、平成24年度から東ティモールとカンボジアの国軍の人道支援や災害救援等の分野における対処能力の向上に資する事業に取り組む準備を進めてきました。
東ティモールについては、東日本大震災をはじめとする自衛隊のこれまでの災害救援活動の経験や教訓を共有するとともに、自衛隊の車両整備の概 要や具体的な整備技術の教育・実習等を行います。これによって、東ティモール国軍(F-FDTL)の整備部隊要員の人道支援・災害救援分野における能力向 上が期待されます。
東ティモールの大統領や首相は、目標とする国軍は、自衛隊同様、専守防衛に徹し国民と共にある国民の国軍である旨述べ、この分野(非伝統的安全保障分野)での日本の支援を強く期待され、歓迎されています。
2012年末から国連が撤収を開始し、自立の中で、国軍を含む国造りに取り組んで行こうとしている東ティモール。こうした中での、今回の防衛省の事業開始は、時宜を得た、我が国らしい、我が国にふさわしい人材育成支援です。
防衛省の皆さん、元自衛官の皆さんはじめ関係の皆さん、頑張ってください!
(参考)
防衛省・自衛隊ホームページ「東ティモールにおける能力構築支援事業」