国連東ティモール統合ミッション(UNMIT)が東ティモールから撤収しました -2013年は、国づくりの新時代の幕開けです-

2006年の騒擾事件を契機に、国連安保理決議は同年8月25日にUNMITを設置しました。

その後、数次にわたる延長決議を経て、2012年2月23日の国連安保理は、同年12月31日までの延長を決議をしていました。今回の撤収はこの決議に基づくものです。世界に向けて東ティモールの平和の定着を示すものです。

この間、日本もUNMITに対して、PKO要員の文民警察官や軍事連絡員(自衛官)を派遣したり、大統領選挙や国民議会選挙などの民主的な実施等に幅広い支援活動を続けてきました。

東ティモール政府とUNMITは、UNMIT撤収後を踏まえつつ撤収を整斉と実施するため、2011年9月に「統合移行計画」を作成し周到な準備を重ねてきました。

東ティモールは、2012年3月~4月の大統領選挙、7月の国民議会選挙を平和かつ民主的に実施し、国民もこの結果を受け入れ、新しい体制での国づくりがスタートしています。

UNMIT撤収により、いよいよ自立の中での国づくりに取り組んでいくことになります。日本も、「開発支援」から「開発協力」に移行して行くときを迎えています。