東ティモールのアスリートの皆さんが伊那市民と思い出深い交流を実施
=様々なスポーツ交流・消防署視察体験・中学校訪問等を通じてお互いの温かさを実感=

東ティモールのアスリート6名(空手・テコンドー・ボクシング・重量挙げ・陸上・水泳)と東ティモールオリンピック委員会事務局長の7名が、 10月18日~20日の間、伊那市を訪問しました。 期間中、市民の皆さんとバトミントンや卓球、ヨガ、ちびっこ陸上教室等を通じて、 様々な世代の伊那市民の皆さんと楽しくスポーツ交流をしました。


また、 ちょうど今は、林檎の季節を迎えています。 熱帯の東ティモールには、林檎の木は全くありません。 林檎の大きさにびっくりしていました。 そのリンゴを使ってジャムを作りも体験しました。 一生懸命、作り方をメモしているメンバーもいました。 更に 林檎園の格段のご厚意を受けての林檎もぎ体験は、大興奮でした。


消防署を訪問して、職員の皆さんの日常や救急車・消防車等の説明を受けました。 貴重な防災訓練やトレーニング体験も受けることが出来ました。 消防署訪問時の全ての予定が終わったときに、 実際に救急隊員の皆さんが救急車にて緊急出動して行く場にも遭遇しました。 救急隊員の迅速な出動姿を緊張しながら見守り、応援していました。


市内の長谷中学校も訪問しました。 同校は、全校生徒31名の小さな中学ですが 生徒の皆さんはとても元気に輝いています。 そんな生徒の皆さん全員と一緒に給食を食べました。 英語や社会、理科の実験等の授業も参観しました。 そして、 生徒の皆さんは、向かい合って手を斜めに結んでトンネルを作って 温かく見送って下さいました。 物凄く盛り上がりました。


初めて出会った東ティモールと伊那市の皆さんですが、 さまざまな交流を通じて、 お互いにお互いの温かさを実感し、 その距離は一気に縮まったと思います。


東ティモールと伊那市の関係が これから益々緊密に発展して行くことを願って止みません。


今回の事業に際しては、伊那市長・副市長はじめ伊那市役所の皆さん、 伊那市総合型地域スポーツクラブの皆さん等、大変多くの皆さんが尽力され これ以上ない密度の濃い、温かい交流が出来ました。 また、 在東ティモール日本大使はじめ大使館の皆さんの熱いご支援の賜物であります。 更に 駐日東ティモール大使はじめ大使館の皆さんからも貴重なご支援を賜りました。


ここに、 関係の皆様に衷心より感謝申し上げます。


(参考)長野日報「伊那市民とスポーツ交流 東ティモールの選手」

(参考)長野日報「市民とスポーツ交流深める」