グスマン首相は、フランシスコ・カルブアディ・ライ副首相(経済担当調整大臣・観光大臣・環境大臣を兼任)、ミレーナ・ランゲル副外相(アセアン担当) 等を伴い、12月16日~18日まで東京にて開催された「日・アセアン友好協力50周年特別首脳会議」にオブザーバーとして出席されました。
東ティモールは、2022年11月のアセアン首脳会議にてアセアンへの参加が認められましたが、参加時期については未定です。 東ティモールとしては、2025年の参加を目指して、各種準備に努めています。 こうした中、東ティモールが今回の特別首脳会議に出席した歴史的意義は、大変大きいものがあります。
アセアンは、これまでの10か国体制から東ティモールを加えた11カ国体制へと、着実に歩みを進めています。 日本にとって、激動する国際情勢の下、成長著しく力を付けて来ているアセアン諸国との関係強化は、 これまで以上に重要不可欠になっています。
12月16日、グスマン首相は、岸田首相と広範囲にわたる事案について首脳会談を実施しました。 そして 両首脳は、会談後に共同プレスステートメント「持続可能な成長と発展のための包括的パートナーシップ」を発出しました。
今から14年前にも首相を務めていたグスマン首相は、 2009年3月に来日した際に当時の麻生首相と首脳会談を行い、 会談後、両首脳は共同プレスステートメントを発出しています。 今回は、 14年間の両国の関係や国際環境の変化等を踏まえ、 未来を志向する豊富な内容の共同プレスステートメントとなっています。 両国関係が信頼関係の下、益々連携を密にしながら発展して行くことが期待されます。