ホルタ大統領は、7月28日から7月31日まで、国賓として中国を訪問し、習近平国家主席等と会談しました。
東ティモールの大統領が国賓として中国を訪問するのは、2002年5月に東ティモールが独立を回復して以来、初めてのことです。
今回の中国訪問には、東ティモール政府副首相(商業相・観光相・環境相兼務)のカルブアリ・ライ氏が同行し、ホルタ大統領&習近平国家主席立ち合いの下、各種投資やインフラ整備等の経済・社会・教育・両軍による共同軍事演習等を含む軍事安全保障・ASEAN加盟や台湾問題を含む外交・環境等を始め正にあらゆる分野を網羅するのではないかと思われる大変広範な内容を盛り込んだMOUを締結いたしました。
両国の対等・WIN-WINの関係等も強調しています。
これを受け、中国の東ティモールに対する各種支援の加速化、両国関係の一層の緊密化・進展が予想されます。
また、ホルタ大統領の招きを受けて、近い将来、習近平国家主席が東ティモールを訪問する可能性もあります。
日本政府としては、昨年2023年12月に東京で行われた「日・アセアン友好協力50周年記念首脳会議」にオブザーバーとして出席したグスマン首相と岸田首相との首脳会談後に発表された共同プレスリリースに盛り込んだ項目等の具現化が急務だと考えます。
例えば、具現化がそんなに困難とは思えない項目の一例として、東ティモール唯一の国立大学に日本語講座を開設し、日本研究センターの立ち上げ表明があります。
共同発表から7が月を経て、未だに具体的な進展がないことは、残念でなりません。
ただ表明しただけでは、正に絵に描いた餅になってしまい、東ティモールサイドからは勿論、国際的にも信用されなくなります。
第3国は、これらを冷厳に見ているのが国際社会の現実ではないでしょうか。
東ティモールが独立を回復して以来、日本の首相が東ティモールを訪問した例は、これまでありません。
来年にもASEANに加盟する東ティモールは、小さな国ですが、戦略的な要路に位置し、豊富な天然ガス埋蔵量も誇ります。
「TOO LATE!」にならない、我が国のしたたかな外交の展開を心から願います。
(ご参考)
ホルタ大統領の中国訪問については、駐日東ティモール大使館フェースブックをご覧願います。Embassy of Timor Leste in Tokyo (外部サイト)

