東ティモールからの技能実習生の送り出しや受け入れに関し、これまで、日本と東ティモールの関係機関は、慎重な協議を続けて来ました。10月8日、ようやく協力覚書(MOC)が署名されました。
同覚書は、日本側、東ティモール側、それぞれが守るべき約束と双方に共通する約束事項等を定めています。これによって、技能実習制度を通じて、日本から東ティモールへの技能等の移転を適切かつ円滑に行われ、国際協力を推進して行くことが可能になります。
同覚書締結に先立って、2024年9月には、東ティモールから初めての技能実習生(農業)7名が高知県に来られました。その後も高知県での受け入れが続いています。
東ティモールでは、若者の人口増が続いていますが、未だ国内に産業が育っておらず、雇用問題は、重要課題の一つになっています。
そうした中、今回、覚書が署名されましたので、今後、全国的に東ティモールからの技能実習生の適正かつ適切な受け入れが進んで行くことを期待します。