「私たちの宇宙」と「森の伐採」

文化交流促進のため、ジャンル、国を超えて多くの作品が溢れる「第12回アジア創造美術展2015」(於:国立新美術館1月21日~2月2日)。

ウズベキスタン、バングラデシュ、マレーシア、キルギス、カザフスタンの子供たちの特徴ある素敵な作品に交じって、東ティモールの子供たちの絵画7点も元気に展示されていました。
縦40㎝×横60㎝ほどの4点の作品(「霊の家」、「ベツレヘムの馬小屋」、「私たちの宇宙」、「ヤギ小屋」)は、それぞれ12歳から14歳の子供たち3~4人の合作でした。 特に、月や地球、土星、木星等が宇宙に浮かんでいる壮大な絵には、東ティモールの子供たちのワクワクするような未来を感じました。

また20㎝×15㎝サイズの個人画3点も飾られていました。(「龍」、「森の伐採」、「ティモール人の男と女」)
この中でハッとした作品は、絵いっぱいに木が伐採された後の切り株が描かれていた「森の伐採」。
その数なんと33株。開発が進む東ティモールの一面を表し、警鐘を鳴らしているようにも思えました。

今回の作品は東ティモールの11歳~14歳の子ども達17名が描いたとのことです。