ラサマ・アラウジョ教育大臣(52歳)は、6月2日朝、ご逝去されました。
ラサマ大臣は、インドネシアにおける最大の東ティモール独立学生運動組織を設立し、 事務局長として東ティモールの独立回復に多大のご貢献されました。 2001年には、民主党を設立、2006年から党首を務めています。 この間、2007年と2012年の大統領選挙に出馬し、善戦されました。 国民議会議長、副首相等の要職も歴任、東ティモールの国づくりに尽くされて来られました。 魅力あふれる素晴らしいリーダーです。
東ティモールの皆さんの大きな驚きと深い悲しみを思うとき申し上げる言葉もありません。
本年2月からは、教育大臣として、東ティモール最大の懸案の一つである教育態勢の充実強化のため、日夜全力で取り組んで来られました。 そうした中、昨日、地方のスアイにて教員の皆様等との対話集会の真っ只中、突然倒れられました。 緊急治療を受けておられましたが帰らぬ人となりました。 真に残念です。
ラサマ大臣は、大変な親日家であり、訪日経験も豊富な方でした。
ラサマ大臣のご逝去を悼み、 謹んで哀悼のまことを捧げますとともに、 安らかなるご冥福をお祈り申し上げます。
ご葬儀は、6月5日、メティナロの国立英雄墓地にて執り行われます。
東ティモール国民の皆さま 頑張ってください。
参考:6月2日付 東ティモール政府ニュース>Fernando LaSama de Araujo has passed away