東ティモール西部のマリアナで行われた１３回目の独立回復記念日。
式典の中で、ルアック大統領は、健康的な生活や人々の栄養状態の改善等に実績のあった村長の皆さんを表彰するとともに、東ティモールの自立に向けた取り組みに貢献した海外の個人・団体等に東ティモール勲章を授与しました。
その中に、 唯一の日本人女性が含まれています。 仙台在住の高橋由美子さんです。
高橋さんは、 東ティモールが独立を回復した直後から、資産を持たない東ティモールの皆さんに マイクロファイナンスと呼ばれる無担保で少額の融資を行い、その経済的自立に多大の貢献をして来られた業績が高く評価されたものです。 ご叙勲、誠におめでとうございます。
高橋さんは、 夫君の高橋道郎さんと共に、大変辛く厳しい独立回復闘争時代から一貫して東ティモールを支援されて来ています。 東ティモールの皆さんは、 お二人が苦しいときに命がけで東ティモールを支援し続けたことを忘れていません。 高橋さんご夫妻は、 東ティモールの皆さんにとってかけがえのない日本の親友なのです。
高橋さんご夫妻の活動範囲は、 東ティモールのローカル言語の辞書作成、孤児等支援、マイクロファイナンス、農業分野での支援、図書館の設置・運営、奨学金等を通じた人材育成など、大変幅広い分野での国づくり、人づくりに及んでいます。
高橋さんご夫妻の 益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げ、 心から力いっぱいの声援をお送り申し上げます。