アラウジョ首相、就任後初の海外公式訪問先インドネシアから帰国 =8月25日~28日の3日間:東ティモール政府が訪問は成功と発表=

2015年2月16日に首相に就任したアラウジョ首相の、初の海外公式訪問先はインドネシア。

8月25日に東ティモールを発ち、同月28日に帰国しました。

同首相には、グスマン計画・戦略投資担当相はじめ、教育相、農水相、外相、財務相、 公共事業・運輸・通信相、国防相が同行しました。

ジャカルタではジョコ大統領等と幅広い分野にわたり2国間問題、国際問題等について会談が行われました。

特に、 両国間に未だ2%残っている陸・海の国境未策定の早期決着を図ることで合意したこと、 更に 貿易や投資の推進、農水産業・森林保全・基礎インフラの整備等についてインドネシアからの一層の支援等について合意したこと、 等が特記されます。

帰国後の8月30日、東ティモール政府は、このたびの訪問は成功であり、「前向きかつ建設的な(positive and constructive)な公式訪問になったと発表しています。

アラウジョ首相は、 ジャカルタ滞在中の27日、ASEAN事務総長のLe Luong Minh氏とも会談しました。 Minh事務総長からは、ASEAN各国がいずれも東ティモールのASEAN参加を基本的に合意しており、現在真剣に検討中である旨、また、ASEAN加盟に向けた東ティモールの諸準備を評価する旨の発言がありました。

東ティモールとインドネシアは、 良き隣人をして、一層緊密な関係を発展させて行くことでしょう。 また 東ティモールのASEAN加盟も、加速化されるかもしれません。

日本は、時機を失することの無いよう、 周到な外交を展開して行くことが一層重要になって来ていると思います。

参考:東ティモール政府HP「Prime Minister and Delegation return from successful Official Visit to Indonesia」