このたびのルアック大統領夫妻の最初の公式中国訪問の主たる目的は、 次のようなものとされています。
(1)東ティモールを代表し中国の歴史に係る記念日式典について中国に祝意を表明するため。
(to congratulate the People`s Republic of China on the occasion of the commemoration of a historically relevant date for China,on behalf of the State and the Government of Timoir-Leste)
(2)「1975年11月28日の東ティモールの独立宣言時に、中国が1番最初に承認してくれたこと」、
および、
「2002年5月20日に独立回復をした時に、外交関係を樹立してくれたこと」、
に対する謝意を表明するため。
(3)東ティモールの開発に対する中国の貢献に対する感謝を表明するとともに、 観光、農業、人的資源、天然ガス・石油関係等に係る2国間の協力関係を強化するため。
なお、 大統領府の発表文の中には、 東ティモールのアジア太平洋地域に占める戦略的地位が与えられ、中国の新シルクロード構想の中で、この協力は強化されるであろうといった趣旨のことも表記されています。
(4)ルアク大統領は、今回の訪問時に、本年11月28日にオエクシで行われる独立宣言40周年記念式典に中国を招待する旨申し入れる。 大統領府は、 中国と東ティモールの関係は、15世紀初頭に中国の鄭和が白檀や香辛料を求めて 東ティモールに来た時にまでさかのぼると述べています。