グスマン前首相が世界保健機構(WHO)から表彰されました =キューバにおける東ティモール人医師の養成とキューバ人医師による東ティモールでの医療支援活動に尽力=

9月10日、グスマン前首相(現 計画・戦略投資担当相)は、首都ディリで開催されている第48回世界保健機構(WHO)南東アジア地域会議の席 上、東ティモールの持続可能な保健サービスの態勢整備、特に医師の育成に対する功績が顕著であるとしてWHOから表彰されました。

グスマン前首相は、2003年の大統領当時、持続可能な保健システムと医師の育成を図るためキューバとの間で歴史的な協定を締結しました。そ して、2005年には、更にこの協定を一層強化しました。その内容は、1000人の東ティモール人医師育成奨学金制度や300人規模のキューバ人医師等に よる東ティモールでの医療支援活動の実施を内容としています。

WHOによりますと、これらの尽力によって、今日では、東ティモール国内の全442村の医療センターもしくは医療ポストに、少なくとも1名の 医師が配置されているとのことです。この数字は、東ティモールの人口1000人当たり0.8人の医師数になります。ちなみに日本の場合は、人口1000人 当たり1.6人の医師数です。

参考:2015.9.11付 東ティモール政府 News「Kay Rala Xanana Gusmao recognized by the World Health Organazation」