東ティモールの玄関ディリ国際空港等と首都ディリ市街地を結ぶ道は、現在1本。しかも、大きなコモロ川を渡るには、同川に1本だけ懸る「CPLP友 好橋」(2014年7月に開催されたポルトガル語を母国語とする8か国からなるCPLP首脳会議に先立って旧橋に代わって作られました)を通らなければな りません。
交通量が日に日に増えている首都ディリの発展の為には、この1本の橋では十分ではなく、交通渋滞は限界に近づいています。東ティモールの発展にとって、改善しなければならない大きな懸案事項となって来ました。
こうした中、 東ティモールは、2本目の新しい道路を上流に整備すべく取り組んでいますが、この度、日本が無償資金協力により、この新しい道路用の橋(いわゆる「第2コ モロ橋」)を「CPLP友好橋」の上流に建設することとし、その署名式が山本大使とコエーリョ外務協力大臣の間で行われました。供与限度額は、26億 500万円。
この橋の東ティモールの国づくりに対する貢献は真に大きいものがあり、日本の同国の発展に対するコミットメントを象徴する歴史的なプロジェクトです。