子育て休業

子だくさん

うちの主人は11人兄弟の5人目、主人のお姉さんには5人の子ども、二番目のお兄さんにも5人の子ども、一番上のお兄さんには“やっと”二人目の子どもができました。

病院で座って待っていたときも、となりで奥様二人が話している声が聞こえてきました。

「奥様、何人目の子ども?」

「この子で12人目よ。」

「あら、そうなの。」

「・・・ええーー!!」とつい奥様の顔を見てしまったのは、私一人だけのようです・・・。

東ティモールは何といっても子だくさん!みんな子どもがいっぱいの環境に育ってきているせいか、子どもの面倒をみることに全く躊躇がありま せん。おじいちゃんからおばあちゃん、おじちゃんからおばちゃん、お兄ちゃんからお姉ちゃん・・・とまるでバケツリレーのように次から次へと抱っこされ続 けていくわが子。気が付くと、おとなりの、そのまたおとなりのうちのおばちゃんに抱っこされていたりします。たまには人見知りでもするかと思いきや、誰に 抱かれても泣かずにおとなしくしている娘を、みんなとてもかわいがってくれて、「私が抱っこしとくから、あんたコーヒー飲んでテレビでも観てなさいよ。」 と、子守を請け負ってくれる人もたくさんいます。そんなときは、遠慮なく子育て休業、しばしの間ボーっとしたり、昼寝をしたり。

娘の成長

そんな娘が、近所の主人のお姉さんのところまで、今日初めて一人でのお出かけをしてみました。おっぱいをしっかり飲んでお腹はいっぱい、主 人の妹に抱かれてごきげんで出かけていった娘。娘が産まれて以来、初めて彼女のいない我が家。私も主人もさぁ休憩!と一息ついたものの、何だか全く落ち着 かない。泣いてはいないだろうか?元気にしているだろうか?と、いる時よりも気がかりなのです。そうこうしているうちに、外からものすごい泣き声 が・・・。出かけて30分もしないうちに、大泣きしながら娘は戻ってきたのです。まだまだお父さん、お母さんの区別なんてついていないだろうと思っていた のに、娘はちゃんと私たちの存在を感じていたのだと気付きました。子育てはとっても大変だけれど、嬉しいこともたくさんあります。

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12歳の主人の弟も、娘のことが大好き。おむつまで洗ってくれる、とっても優しい子です。でも、落としたら怖いので、抱っこは着席限定!立つのは厳禁!です。

2011年12月07日

【 筆者紹介 : なっちゃん 】
なっちゃんは、東ティモール人のご主人との間に可愛い女の赤ちゃんに恵まれ(2011年誕生)子育て奮闘中の日本人ママです。当協会の現地通信員でもあります。なっちゃんの見た今の東ティモールをお届します。ご期待下さい。