国民議会選挙は、平和の中、整斉と実施されました。グスマン首相率いる党が第一党を確保、引き続き政権維持へ。12月末には、国連の撤収も開始されます。

7月7日、午前7時から午後3時まで全国640か所の投票センターで一斉に行われた国民議会選挙は、平和の中、整斉と行われ、混乱はありませんでした。
有権者は17歳以上の東ティモール国民64万5624人、投票率は74パーセント。

国民議会は、任期5年、一院制で定数65(現在9党が議席を有しています)、全て比例代表で決まりますが、今回議席を得たのは4党のみです。(21の政党が選挙に参加しましたが、得票率3パーセント未満の政党は議席を確保できない仕組みです)
単独で過半数を占めた党はありません。
グスマン首相が党首を務めるCNRTが第一党を確保(30議席 現議席の12増)、以下、フレテリン(25議席 現議席の4増)、
民主党(8議席 現議席と同数)、
フレンティ・ムダンサ(2議席 結党後初の選挙)
この結果、グスマン首相が引き続き政権を維持し、2011年7月、国会の議決を経て発表した「国家開発計画」に基づき国づくりに取り組んでいくことになります。

現在、新しい連立の枠組み等について種々協議が行われています。
先日の大統領選挙に続き、今回の国民議会選挙の成功は、東ティモールの皆さんの努力の賜物であり、本年末には、いよいよ国連の撤収が開始されます。