日本のODAにより、2011年8月から飛び地のオエクシ県に建設していました新港が完成し、9月20日に花田日本大使とライ運輸・通信大臣共催による竣工式が行われました。
グスマン首相はじめ野党フレテリンのアルカテリ幹事長(元首相)等、閣僚、国会議員、与野党の要人、地元の皆さん多数が出席されました。協会会長夫妻も、日本から駆けつけました。
この港によって、2000トンクラスの船の接岸が可能になり、乗客の皆さんの乗り降りや荷物の積み下ろしが安全にできるようになりました。
いずれインドネシアのクパンーオエクシー首都ディリを結ぶ海上輸送ルートも開設され、オエクシ、東ティモール、西ティモールの発展に寄与することでしょう。将来、新港の延長、小型機用のオエクシ空港の建設等も計画されています。
グスマン首相は、オエクシ県を経済特区にし、アルカテリ氏を責任者に任命しています。
今回の竣工式は、東ティモールが、国連撤収後の国づくりに向けて、与野党が対立のための対立を放棄し、お互いに協力しながら次世代につなげて行く確実な歩みを歩み始めたことを内外に示す機会ともなりました。
(ご参考)
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