東ティモール初のオエクシ県の経済特区発足に向けて動きが加速しています。
グスマン首相は、アルカティリ前首相(グスマン首相から経済特区責任者に任命されています)や閣僚等を伴って4月17日~25日までオエクシ県を訪問します。
オエクシ県では、オエクシ県の伝統、宗教、政治、行政、事業、市民団体等あらゆる分野の代表の方々とのミーティングを行い、東ティモール初の 経済特区発足に向けて議論することになっています。この中では、オエクシ空港や橋、道路の建設等を含む各種インフラの整備や法的枠組み等についての分析等 も取り上げられるとのことです。
現在東ティモールは、2011年7月に策定した「国家戦略計画」に基づいて国づくりを進めています。オエクシ県の経済特区では、税金、関税等について法的な特別措置を策定することによって、国内外からの投資や企業進出の積極的な誘致を図ろうとするものです。
オエクシ県については、2013年9月に日本のODAで新しい港が整備されたところです。
東ティモールの国づくりは、動きが早いと思います。わが国も、官民が一体となって、是非、時機を失することの無いよう情報収集・検討・分析に努め、適切な対応を取って行っていただきたいと思います。
(ご参考)