2017.12.6~8
東ティモール高校生10名がホストタウン伊那市を訪問
=「さくらサイエンスプラン」温かい歓迎の中、民泊等体験=

「さくらサイエンスプラン」(科学技術振興機構支援・サレジオ高専企画実施)で来日している東ティモール高校生10名が、2泊3日の予定で伊那市を訪問しました。
伊那市は、2020東京オリンピック・パラリンピックでの東ティモールのホストタウンです。

12月6日、伊那市役所ホールで行なわれた開村式では、白鳥伊那市長が「伊那市は、東ティモールのホストタウンです。寒い冬の伊那市で熱い体験をしてください」と歓迎の挨拶で出迎えました。
期間中お世話になるホストファミリーの皆さん、伊那市観光協会の皆さん等も出席され、東京から駆けつけた在京東ティモール大使館のヌノ臨時代理大使は「伊那は東ティモールの言葉でお母さんを意味します。日本のお母さんです」と挨拶されました。
高校生達にとって、2人づつ5組の温かいホストファミリーの家族の皆さんと過ごした時間は、忘れ難い心と心の触れ合いになりました。

また、伊那市滞在中、伊那食品工業や高遠中学校訪問・給食・交流やそば打ち体験なども行いました。伊那食品工業では、東ティモール産の天草との違いや、研究開発の必要性、努力、職場を毎朝綺麗に清掃することの大切さなどを学びました。高遠中学校では、授業に飛び入りしたり、生徒たちと太鼓や歌の披露を通じた交流が行われました。

12月8日、初めて見た小雪が舞う中、ホストファミリーの皆さんと別れを惜しみながら次の訪問地豊田市に向けて出発して行きました。

白鳥市長はじめ伊那市民の皆さん
本当にありがとうございました!

12月11日には、代々木のオリンピックセンターにて今回の訪日体験について報告会が行われました。
東ティモールから帰任したばかりのアレイショ大使は、直接空港から報告会に駆けつけ、生徒たちの発表に熱心に耳を傾けていました。

そして「今回の日本訪問を通じて自ら学んだこと考えたことを活かしてしっかり勉強してほしい。皆さんの発見や思いを仲間の皆さんにも伝えてほしい。頑張れ!」と親身に語りかけました。

12月13日に帰国した生徒たちは、そのまま日本大使館にて待ち受けてくださっていた南 博大使に帰国報告に伺いました。
南 博大使は、1時間にわたって熱心に報告を聞いてくださり、今回の訪日が実り多いものであったことをとても喜んでくださいました。
生徒たちは、南 博大使から熱い激励を受けました。
引率した先生は、とても感謝しています。

今回の「さくらサイエンスプラン」の企画・実施に直接携われた辻村 直さん、サレジオ高専の西野隆司先生、白鳥市長はじめ多くの市民の皆さん、市役所・観光協会・企業・中学校の皆さん、そして日本、東ティモール両国の南 博大使、アレイショ大使はじめ関係各位の各段のご尽力、ご高配に心から感謝申し上げます。

ご参考:新聞記事1 pdf新聞記事2 pdf