我が国は、これまで東ティモール唯一の国立大学(UNTL)工学部の果たすべき重要性に鑑み、長年にわたり施設の改修や風間秀彦先生を中心とする専門家派遣、技術協力プロジェクト等を通じ工学部教官の能力向上や教育の質向上に取り組んで来ました。
この間、日本に留学した工学部教官のうち2名は、日本の大学から博士の学位を授与された最初と2番目の東ティモール人となり、帰国後、工学部長等として大いに活躍しています。
工学部は、現在4年制5学科を擁し質的にも量的にも発展を遂げて来ています。
しかし、その校舎や施設が手狭であることから、この度我が国は約22億3100万円を投じて、校舎・講堂・図書館等の建設と教育・研究用諸機材の供与を行うこととし、2月20日に起工式が行われたものです。
東ティモールの国づくりを担う高等技術の中核として、更に多くの優秀な人材の輩出が期待されます。
(参考)
・在日本大使館HP
・JICA東ティモール事務所HP