協会会長が、東京国際学園高等部卒業式に出席 -不登校等を経験した生徒たちが翼を広げて旅立ちー

1.東京国際学園高等部(荒井裕司学園長)は、今までの学校のシステムになじめなかった生徒や不登校を経験した生徒たちのためにつくられた新しい教育システムを持った学校。 創立22年目を迎えます。(http://www.tokyo-kokusai-gakuen.net)

2.134名の卒業生は、クラスごとに荒井学園長から卒業証書を受け取りました。 その都度「おめでとう!」と祝福する荒井学園長の声に合わせるかのように、保護者、教職員を含む会場の皆さんから、心のこもった大きな拍手が送られました。

3.各クラスの代表が簡潔に今の気持ちを語りました。

・「学園でのすべての出会いが宝ものです」

・「楽しい思い出を作ることができました」

・「何事にも前向きに取り組んでいきたいと思います」

・「常に支え合い、助け合うクラスでした。大空へ、夢を託して羽ばたいて行きたいと思います」

・「すべての人に感謝し、それを糧に、自分で自分の道を決め、一歩一歩前進して行きたいと思います」

4.卒業生代表から在校生には、自らの体験に基づいた次のような言葉が贈られました。

「家族、先生、友達は、みんなあなたの味方です。少しずつ前へ進んで行ってみてください。案外遠くへ行くことができるものです」

そして、卒業生全員で「旅立ちの日に」を合唱。

5.今回の卒業生を含む当学園の生徒たちは、17年間にわたり「ラオスに学校をつくろう!」運動に取り組んできています。生徒たちの募金活動 やチャリティバザーによって これまでに7校の学校がラオスに建設されました。この運動で生徒たちがつかんだのは、大きな自信と達成感。そして自分の生き方や日本の在り方を見つめ直す 転機となり成長への大きな糧になっているとのことです。昨年度からは、東ティモールについての勉強等の活動にも取り組んでいます。

6.卒業生は、会場に流れる平原綾香さんの「スマイル スマイル」の歌声に合わせて、一人一人スタートして行きました。かけがえのない一人一人に、静かに心から力いっぱいの声援を送ります。