防大を卒業した2名の留学生
大好きな日本のお母さん:中村美砂子さんに感謝しつつ帰国へ

3月27日に防衛大学校を卒業した東ティモール国軍からの留学生2名(マリズ学生、コスタ学生)は、 コロナ禍影響を受けて帰国が遅れていましたが、4月19日夕刻、成田から帰国の途に着きました。


2015年に初めて東ティモール国軍留学生3名が防衛大学校を卒業して以来、 今回の2名を加えますと、17名の東ティモール国軍留学生が懸命に頑張って防衛大学校を巣立ち、 現在国軍若手幹部として活躍しています。 マリズ学生、コスタ学生にも頑張って頂きたいと思います。

これまの17名の留学生全てが、防衛大学校留学のため来日したその時から、留学期間中そして卒業して帰国の途に着くまでの 5年間、あらゆることについて公私の別なく、平日休日の区別なく、彼らを愛し、いつでも相談に乗り、励まし、ときに叱りつけ、 手を差し伸べて助ける等、彼らの勉学・生活の全ての面にわたって、 献身的に全力で取り組んで来られた方の存在を忘れてはならないと思います。 駐日東ティモール大使館のシニアアシスタントの中村美砂子さんです。 学生たちにとって、正に「怖くて優しい、逞しい、大好きな日本のお母さん」です。 そしてそんな中村美砂子さんを応援し支え続けて来ておられるご主人中村多佳夫さんの存在です。

帰国当日も、中村さんご夫妻は、当協会北原会長夫妻共々、彼らと昼食を共にし、 本国での活躍を激励・強く背中を押していました。 大好きなお母さんに感謝し手を振りながら帰国の途に着きました。