天候に恵まれた日曜日。今年も千代田区主催の「国際交流フェア2024」が、千代田区役所1階区民ホールで開催されました。家族連れを含む多くの皆さんが来場され、異国情緒溢れるひと時を楽しんでいました。
“「千代田区国際フェア2024」が開催されました。=東ティモールを含め、10か国が参加カフェティモール・タイス試着・テトゥン語教室が好評=留学生達による歌と参加者も飛び入りのテベテベ踊りで盛り上がる=” の続きを読む「日・アセアン友好協力50周年特別首脳会議」にグスマン首相出席
=岸田首相と首脳会談も実施、共同プレスステートメントを発出=
グスマン首相は、フランシスコ・カルブアディ・ライ副首相(経済担当調整大臣・観光大臣・環境大臣を兼任)、ミレーナ・ランゲル副外相(アセアン担当) 等を伴い、12月16日~18日まで東京にて開催された「日・アセアン友好協力50周年特別首脳会議」にオブザーバーとして出席されました。
東ティモールは、2022年11月のアセアン首脳会議にてアセアンへの参加が認められましたが、参加時期については未定です。 東ティモールとしては、2025年の参加を目指して、各種準備に努めています。 こうした中、東ティモールが今回の特別首脳会議に出席した歴史的意義は、大変大きいものがあります。
アセアンは、これまでの10か国体制から東ティモールを加えた11カ国体制へと、着実に歩みを進めています。 日本にとって、激動する国際情勢の下、成長著しく力を付けて来ているアセアン諸国との関係強化は、 これまで以上に重要不可欠になっています。
12月16日、グスマン首相は、岸田首相と広範囲にわたる事案について首脳会談を実施しました。 そして 両首脳は、会談後に共同プレスステートメント「持続可能な成長と発展のための包括的パートナーシップ」を発出しました。
今から14年前にも首相を務めていたグスマン首相は、 2009年3月に来日した際に当時の麻生首相と首脳会談を行い、 会談後、両首脳は共同プレスステートメントを発出しています。 今回は、 14年間の両国の関係や国際環境の変化等を踏まえ、 未来を志向する豊富な内容の共同プレスステートメントとなっています。 両国関係が信頼関係の下、益々連携を密にしながら発展して行くことが期待されます。
東ティモール初の技能実習生を激励
=丹羽千尋さん(CQR日本語インストラクター)も一緒=
北原当会会長は、東ティモールから一時帰国されているCQR日本語インストラクターの丹羽千尋さん共々 高知県に伺い、東ティモール初の技能実習生の皆さんを激励しました。
高知県庁・高知県中小企業団体中央会・高知アグリファーム協同組合・受け入れ先の農家等の皆さんは、 とても温かく技能実習生を迎えてくださっています。
技能実習生の皆さんは、9月18日に高知県に来てからおよそ1か月間研修を受けた後、 各農家等にて、それぞれの技能実習を開始したばかりです。
新たな環境の下での生活、慣れない技能実習等、緊張状態が続いていると思います。 いろいろご苦労もあることと思いますが、 農家等の皆さんや監理団体の皆さんとの信頼関係が醸成されつつあることを感じました。
からだに気を付けて、高知に来てよかった、日本に来てよかった、 そう思える技能実習になって頂きたいと思います。
東ティモールのアスリートの皆さんが伊那市民と思い出深い交流を実施
=様々なスポーツ交流・消防署視察体験・中学校訪問等を通じてお互いの温かさを実感=
東ティモールのアスリート6名(空手・テコンドー・ボクシング・重量挙げ・陸上・水泳)と東ティモールオリンピック委員会事務局長の7名が、 10月18日~20日の間、伊那市を訪問しました。 期間中、市民の皆さんとバトミントンや卓球、ヨガ、ちびっこ陸上教室等を通じて、 様々な世代の伊那市民の皆さんと楽しくスポーツ交流をしました。
また、 ちょうど今は、林檎の季節を迎えています。 熱帯の東ティモールには、林檎の木は全くありません。 林檎の大きさにびっくりしていました。 そのリンゴを使ってジャムを作りも体験しました。 一生懸命、作り方をメモしているメンバーもいました。 更に 林檎園の格段のご厚意を受けての林檎もぎ体験は、大興奮でした。
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イリディオ駐日大使一行が伊那市を訪問
9月20日、イリディオ駐日大使&ジュリオ一等書記官&中村美砂子首席補佐官は、 伊那市を訪問され、白鳥市長と親しく懇談されました。(当協会北原会長同行) 白鳥市長のリーダーシップで行われている様々な事業等について説明を受けたイリディオ大使は、 東ティモールの国造りや国民の健康維持を考えて行く上で大変参考になる有益なお話しですと語っていました。
白鳥市長は、グスマン首相に是非伊那市をご訪問いただきたい旨、要望されました。 グスマン首相は、以前から、いつの日にか伊那市を訪問したいとのご意向を抱いておられます。
イリディオ大使一行は、高遠ダムや美和ダム、上伊那クリーンセンター(ごみ処理施設)、市内で技能実習生を採用している企業、 白鳥市長から説明を受けた「医師の乗らない移動診療車~モバイルクリニック」を見学しました。
(参考)
2020東京オリンピック・パラリンピックに際して、 伊那市は東ティモールのホストタウンになり、 事前合宿も受け入れて来ました。 当時はコロナ禍の為、選手団の皆さんと市民の皆さんとの対面での交流は、厳に禁じられ、 小中学生を始め市民の皆さんからはリモートで温かい歓迎と声援が送られていました。
伊那市は、 本年10月18日~21日まで、東ティモールのアスリート6名を含む7名を伊那市に招聘し、 市民の皆さんと対面での交流を計画しています。
東ティモールの皆さんと伊那市のみなさんが 一層親しく交流して行かれることを祈念致します。
岸田首相がグスマン首相と懇談
=ASEAN関連首脳会議出席のためインドネシア訪問中
東ティモールのASEAN加盟に向けた取組支援を表明=
ASEAN関連首脳会議に出席のためインドネシア訪問中の岸田首相は、 9月6日、東ティモールのグスマン首相と短時間ながら親しく懇談しました。
グスマン首相は、5月21日に行われた国民議会選挙で同氏が率いるCNRT党が勝利したことを受けて 7月1日に首相に就任されています。同氏は8年振りの首相復帰です。
懇談で、 岸田首相は、東ティモールのASEAN加盟に向けた取組を引き続き支援して行く旨を表明しました。 また、ALPS処理水の海洋放出に対する理解を求めました。 グスマン首相は、これまでの日本の支援に感謝を表明すると共に、 今後とも緊密に連携して行きたい旨述べました。
防衛省・自衛隊が国軍(F-FDTL)に対する能力構築支援
=道路補修や車両整備に関する教育を1か月間実施=
防衛省・自衛隊は、8月28日から9月27日の予定で、国軍(F-FDTL)の道路補修や車両整備能力の向上に向けて 能力構築支援を実施しています。
派遣要員は、防衛政策局インド太平洋地域参事官付1名及び陸上自衛隊員15名です。 教育は、首都ディリ郊外のメティナロ国軍基地にて実施中です。
東ティモール国軍にとって、国民の国軍として平時から道路を補修する能力や自らの車両整備能力を向上させることは喫緊の課題となっており、 今回の能力構築支援は、正に時宜にかなったものです。 その成果が期待されます。
国軍に対する能力構築支援については、防衛省・自衛隊のほか、米国、オーストラリア、ニュージーランドの各国軍が、それぞれの分野で 尽力しています。
現地では、派遣された自衛隊員の皆さんと国軍の隊員の皆さんや各国軍人の皆さん、そして東ティモール国民との温かい交流も行われることでしょう。
防衛省・自衛隊の皆さん、頑張ってください!
東ティモール政府がミャンマー軍事政権を非難する声明を発出
=軍事政権の在ミャンマーの東ティモール臨時代理大使追放を受け 引き続きミャンマー国民との連帯を強調=
8月26日、東ティモール政府は、ミャンマー軍事政権が、在ミャンマーの東ティモール臨時代理大使の 追放を決定したこと非難し、引き続きミャンマー国民との連帯を強調する声明を発出しました。
同声明は、ミャンマー軍事政権は民主的に行われた選挙を否定して権力を掌握し、 人権や経済・政治の危機を引き起こしていると強く非難しています。
アジオ・ピレイラ官房長官は、ミャンマーにおける民主的秩序と人権を回復するため、国際社会が力を合わせて行くことを訴えています。