武井外務副大臣の東ティモール訪問(結果)
=大統領・国民議会議長・首相・外相等を表敬・意見交換等
ディリ港フェリーターミナル等のODAサイトも視察=

7月6~7日に東ティモールを訪問された武井外務副大臣は、 大変精力的に大統領・国民議会議長・首相はじめ要人の皆さんを表敬し意見交換等を行いました。 いずれの方々とも、2国間の協力関係を一層強化して行くことで合意しました。


グスマン首相に岸田総理からの首相就任の祝辞を手交しました。 また、外務省HPによれば、「組閣直後の新政権と直接意思疎通を行うことは、我が国としての東ティモールへの強いコミットメントの表れである旨 伝えました」とのことです。


*グスマン首相との会談直後、グスマン首相の横に立たれた武井外務副大臣が現地のメディアに対して日本語で語った次の言葉には、違和感を覚えます。 「特に、こうして新政権組閣直後に私が伺わせていただきましたこれ自体が、我が国が東ティモール、御国を重視している証だというように 理解して頂きたいと存じます」

(参考) 2023.7.7外務省HP > 武井外務副大臣の東ティモール民主共和国訪問(結果)</p>

岸田首相がグスマン首相に新政権発足の祝辞を発出
2023.7.6~7武井外務副大臣が東ティモール訪問、グスマン首相に岸田首相の親書を伝達&懇談        
=ASEAN・WTO加盟全面支持、幅広い分野での協力関係・連携促進へ=

7月1日に発足したグスマン首相率いる連立政権に対し、7月4日、岸田首相はお祝いのメッセージを発出しました。 この祝辞は、7月6~7日に東ティモールを訪問した武井外務副大臣からグスマン首相に直接手交されました。


日本は、グスマン新政権との速やかな信頼関係の構築を通じて、自由で開かれたインド太平洋の実現を含め、 さまざまな分野での協力関係・連携を促進して行くと共に、 東ティモールのASEANやWTO加盟実現を全面的に支持して行くこととしています。


グスマン政権発足直後に武井外務副大臣が東ティモールを訪問して、 グスマン首相に岸田首相の祝辞を伝達し懇談したことは 二国間の今後の関係進展にとって大変意義深いことと思います。


(参考)外務省HP:武井外務副大臣の東ティモール民主共和国及びインドネシア共和国訪問

グスマン新政権(民主党との連立)がスタートしました。
        =独立回復から21年懸案山積の国造りに進展に取り組む=

本年5月21日に行われた国民議会選挙にて、 全65議席中31議席を確保し、比較第1党となったのは、 東ティモールの国父グスマン氏率いるCNRT党です。 過半数の33議席には2議席届きませんでした。


グスマン氏は、6議席を確保したPD(民主党)と連携、 国民議会過半数の37議席を以て連立内閣を発足させることとしました。


(参考)各党の獲得議席数     
 ・CNRT・・・31     
 ・フレテリン・・・19     
 ・PD・・・6     
 ・クント・・・5     
 ・PLP・・・4

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「令和5年度 オイスカ海外研修生入所式」が行われました。           
=イリディオ駐日大使も参加・激励の祝辞
研修生代表挨拶を東ティモールのアグスティニョ青年が日本語で実施=

5月13日、(公財)オイスカ西日本研修センター(福岡市)にて イリディオ駐日東ティモール大使を始め、地元の皆さんなど沢山の御来賓の皆さまが出席される中、 「令和5年度 オイスカ海外研修生入所式」が行われました。

“「令和5年度 オイスカ海外研修生入所式」が行われました。           
=イリディオ駐日大使も参加・激励の祝辞
研修生代表挨拶を東ティモールのアグスティニョ青年が日本語で実施=” の
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注目の国民議会選挙(5月21日)が行われます

5月20日は、東ティモールの21回目の独立回復記念日です。


今、東ティモールは、その翌日(5月21日)に行われる国民議会選挙を目指して 選挙キャンペーンの真っ只中に在ります。


人口約130万人、平均年齢18歳の東ティモール。
国民議会は、1院制・定数65議席・全て比例代表制・選挙権は17歳から・今回は17の政党が議席獲得を目指しています。 過去の投票率は、いずれも70%以上。


ルアク首相(PLP党首)率いる3党連立政権(PLP/フレテリン/クント)が 引き続き5年間政権を担うことになるのか、 それとも 国父グスマン氏(CNRT党首)が政権を奪還するのか(単独政権か、連立政権か)、 東ティモール国民の皆さんの選択が注目されます。

「災害リスク軽減及び復旧のための機材整備計画」につき書面交換:供与額8.01億円
=木村日本大使&東ティモール外務・協力副大臣(外務・協力大臣代理)=

 1月13日、木村徹也日本大使は、東ティモール外務・協力副大臣(外務・協力大臣代理)との間で総供与額8.01億円の「災害リスク軽減及び復旧のための機材整備計画」に係る署名の交換を致しました

 東ティモールは昨年4月にディリ等で洪水災害に襲われ大きな被害を被りました。 今回の建設機材の整備を通して、東ティモールの道路や河道整備に寄与することが期待されます。

外務省 > 報道発表 > 東ティモール民主共和国に対する無償資金協力「災害リスク軽減及び復旧のための機材整備計画」に関する書簡の交換

ASEAN首脳会議が、東ティモールの加盟につき基本合意
=来年の首脳会議に加盟時期などの行程表審議=

11月11日、カンボジアの首都プノンペンで開催されたASEAN首脳会議は、 東ティモールを11番目の加盟国として認めることで基本合意しました。 東ティモールは、インドネシアが議長国だった2011年3月に正式加盟申請しています。


具体的な加盟時期などは示されず、来年(インドネシアが議長国)の首脳会議に加盟時期などの行程表が 提案され審議される見通しです。 


日本は、2009年3月にグスマン首相(当時)が来日し麻生首相(当時)と首脳会談を実施した際、 東ティモールの「円滑な」ASEAN加盟を支持する旨表明しました。 以来、同国の加盟に向けて様々な支援に努めて来ました。


今回のASEAN首脳の合意は、東ティモールの「円滑な加盟」を意味するものにほかなりません。 日本は、同国の正式加盟の早期実現に向けて、 同国との関係を一層密にしながら、必要な支援を積極的に実施して行くことが期待されます。


(ご参考)
・ASEAN LEADERS’ STATEMENT ON THE APPLICATION OF TIMOR-LESTE FOR ASEAN MEMBERSHIP (2022.11.11)
ASEAN Leaders’ Statement on the Application of Timor-Leste for ASEAN Membership

レオ二ト青年が、大野城市主催日本語スピーチコンテストで優秀賞獲得!
=演題「東ティモールの発展のために」=

(公財)オイスカの西日本研修センターにて来年3月まで1年間の予定で環境保全型農業指導者養成の研修を受けているレオ二ト青年が、 11月6日に行われた福岡県大野城市主催「第9回英語・日本語スピーチコンテスト」に出場しました。
コンテストには6名の外国人が出場。
オイスカからは、レオ二トをはじめ3名の農業研修生が挑戦しました。
3人共、それぞれに素晴らしいスピーチを披露しました。

レオ二ト青年は、「東ティモールの発展のために」と題して、 帰国後はオイスカでの研修を活かして母国の若者の指導等を通じて国の発展に尽くしたい旨を力強く語り掛けました。
コンテストの結果は、第2位で優秀賞を獲得しました。
インドネシアからの研修生は、第3位で審査員特別賞を受賞しました。

オイスカの厳しくも温かく丁寧なご指導に心から感謝申し上げますと共に、 研修生たちの頑張りに心から賛辞を贈り、益々の頑張りを期待したいと思います。