2015年9月2日付け、日本経済新聞は「Voice」欄にて、アラウジョ首相の写真と共に「インドネシアは友人だ」との見出しで、次のようなジャカルタ渡辺禎央記者の署名入り記事を掲載しています。
「インドネシアは友人であり隣人、そして兄弟だ」。東ティモールのデアラウジョ首相はこのほど訪問したジャカルタで日本経済新聞記者に会い、2002年の独立以前に併合されていたインドネシアとの連携に意欲を示した。
2月の就任後、初の公式外遊。ジョコ大統領との会談は「私もインドネシア語で問題を語り、助言に耳を傾けた」。自国の公用語はテトゥン語とポ ルトガル語だが、庶民ジョコ氏が人気のインドネシアは「民主主義の理念と未来を共有する」として同国語で親睦を深めた。会談では領海問題も協議し「見解の 相違があっても国際法順守する姿勢を確認した」。自国の200倍以上の人口を擁する隣の大国との関係再構築に目を輝かせていた。(ジャカルタ=渡辺禎央)