ソアレス海軍少尉(防大卒業1期生)が海上自衛隊幹部候補生学校を卒業
=杉本孝幸学校長から直接卒業証書を授与される東ティモール海軍づくりへの尽力を期待=

2015年3月防衛大学校卒業後、海上自衛隊幹部候補生学校(広島県江田島市)に入校し、1年にわたり厳しい教育・訓練を受けてきたソアレス海軍少尉が、3月19日卒業しました。当協会会長夫婦も卒業式に駆けつけ祝福しました。

防衛大学校での5年間と合わせ6年間、次代の東ティモール海軍を担うための能力・技能等を身につけるべく頑張ってきました。

dsc04882

同期生全員が冬用の黒い制服をまとっている中、只一人真っ白い東ティモール海軍の制服を着用しているソアレス留学生は、名前を呼び上げられと力強く返事をして起立、びしっとした姿勢で式典壇上に進み、杉本学校長に正対しました。

1年間熱く全力で指導して来られた杉本学校長は、卒業証書を読み上げられ、ソアレス少尉に手交しました。緊張の中にも万感胸に迫る瞬間です。

dsc04887

卒業式典挨拶では、杉本学校長、中谷防衛大臣(代読)、武居海上幕僚長のいずれの方からもタイと東ティモールの2人の留学生の頑張りを多とし、同期の絆を発展させ、自国と世界の平和と安定に尽くして頂きたい等の激励の言葉が寄せられました。

沢山の家族や関係者の拍手や激励の言葉に送られて卒業生は卒業証書を片手に敬礼しながら巣立って行きました。行進の最後を務めたのは、ソアレス少尉です。

防大で幹部候補生学校で日本で学んだ様々なことを糧に、東ティモール海軍づくり、国づくりに尽力して欲しいと思います。

dsc04929