東ティモールPKO(軍事連絡員)任務終了。第4次自衛隊員2名が帰国報告。本年末からの国連撤収を控え、第5次要員は派遣せず。

我が国は、2009年9月からPKO(軍事連絡員)要員として自衛隊員を東ティモールに派遣 してまいりましたが、本年9月、第4次隊員2名の帰国をもって任務を終了いたしました。

今日まで4次にわたり、延べ8名の自衛隊員の皆さんは、それぞれ2名づつ半年間個人派遣され、 東部のボボナロ・西部のバウカウを活動拠点にして、いずれも立派に情報収集等の任務を遂行して来ました。 その献身的な活動は、国連から高い評価を得ており、 地域の皆さんからはとても信頼され慕われて来ました。

自衛隊は、当国が独立した2002年から2004年まで PKOとして施設部隊を派遣し、道路や橋の修復、建設等に 取り組みました。自衛隊の工事は質が高いと今なお評判です。

そしてこの度の優れた軍事連絡員派遣。 自衛隊初の婦人自衛官の個人派遣で当地に派遣された栗田2等陸佐の活躍は 特筆すべきものです。

東ティモールでの自衛隊のPKO活動は、独立の年から国連が撤収を開始する本年まで、 それぞれの節目のときに大変効果的に実施された貴重な成功例です。