5月20日、首都ディリ近郊のタシトル特設会場にて、ル・オロ大統領就任式典及び独立回復15周年記念式典が数千人規模の東ティモール国民や12か国の代表等が出席し祝福する中、盛大かつ整斉と行われました。
(ちなみに2002年5月20日の独立回復記念式典も、タシトルで行われました。当時、同国に派遣されていた自衛隊PKO部隊の皆さんが会場の整備を実施しています)
日本からは、安倍総理特使として中谷 元(日本東ティモール議員連盟会長、前 防衛大臣)先生が出席されました。
中谷先生は、防衛大臣として2002年7月及び2016年6月に東ティモールを訪問されており、今回は3回目の訪問です。
そんな中谷先生が総理特使として今回の式典に派遣されたことは、日本が東ティモールとの関係の重要性を示すものであるとして、東ティモールは大歓迎致しました。
中谷特使は、今回2日間の滞在でしたが、ルアク大統領、ルイ・アラウジョ首相、ル・オロ新大統領、グスマン計画・戦略投資担当大臣、クリストバウン国防大臣らと親しく表敬や懇談を精力的にされました。
いずれのリーダーからも、中谷特使の訪問は、今後の二国間関係を更に発展させるものであるとの表明が異口同音になされました。
なお、ル・オロ新大統領を表敬訪問された際、中谷特使は安倍総理の親書を同大統領に手交されています。
今回の中谷特使の訪問は、我が国にとって、また、東ティモールとの二国間関係にとって、寄与するところが大きい中身の濃い訪問となりました。
(参考)
・外務省HP:2017.5.17「東ティモール大統領就任式及び東ティモール独立15周年記念式典への中谷総理特使の派遣」
・在東ティモール日本大使館HP:2017.5.22「東ティモール大統領就任式及び独立15周年記念式典への中谷総理特使出席」